回路の見直しを終えたあと、村田製作所が作成したパワーインダクタ選択ツール (MPST) から、今回の回路に最適なものを複数製品選び出し、最終評価を実施した。その結果、さらに変換効率が良いものを見つけだした。
早速DC-DCコンバータ部に組み込んで最終の確認をしたところ、バッテリーの持ち時間の目標値を達成することができた。
さらに、協同評価の中ではDC-DCコンバータから発生するノイズも測定し、対策方法の検討も行った。具体的な解決策としては、チップフェライトビーズを採用し、今回選定したパワーインダクタとの相性も加味した上で、電力ロスを最低限に抑えた回路を作製しK社に提供した。
バッテリーの持ち時間とノイズ対策を平行して進めることができ、期間内に想定のコスト以内で新タブレット端末の試作機が完成できた。