ノイズ対策の最前線<無線LAN (Wi-Fi) > 受信感度抑圧対策ソリューション

モバイル機器やプリンタなど多くの機器で、無線LAN (Wi-Fi) を搭載するケースが増えています。しかし、Wi-Fi通信帯域と同じ周波数帯域のノイズが機器内に存在すると、Wi-Fi通信特性の劣化を引き起こす原因となります。また、機器内の自家中毒問題には微弱ノイズの影響も無視できず、厳しいノイズ対策が求められます。

Wi-Fi搭載機器におけるノイズ問題

  • 機器内の様々なノイズがノイズ源となる
  • 様々な伝導ルートが存在する
  • 微弱ノイズの影響を無視できない

ムラタの解決策 (例)

対策箇所

対策効果

事例では、Wi-Fiモジュールへ伝送するCLK (50MHz) の高調波が問題となり、メイン基板とWi-Fiモジュールとを接続するFPCがノイズ放射源として振舞っておりました。ダンピング抵抗を当社製ノイズフィルタに置換えることで、Wi-Fiアンテナへの結合ノイズは約15dB低減し、Wi-Fi受信感度は約5dB改善することができます。

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